インパクトからフォローでは顔残しと前傾姿勢維持の2つがポイント

ゴルフのスイングは基本に忠実であればあるほど良いとされていますよね。そこでインパクトの瞬間までボールをしっかり見るよう顔を残すのがお約束となっています。

でも実は顔を残すだけではちょっと不十分なんです。合わせて意識したいのが「前傾姿勢の維持」。

インパクトからフォローにかけては「顔を残す」と「前傾姿勢を維持する」この2点に注意してスイングを作っていきましょう。

プロのスイングは顔が残りつつも前傾姿勢が維持されている

プロゴルファーのスイングを見てみると、インパクトからフォローにかけて、アドレス時の前傾姿勢がしっかりと維持されています。

さらにボールの方に顔が残っており、目線にブレが全くありませんよね。

これはプロゴルファーならでは、という動きではなく基本に忠実である証拠なんです。誰だって動いている状態で止まったボールを正確に打つのは難しいんです。同じ姿勢、同じ目線だからこそ、毎ショット正確な動きができている、と考えるべきです。

こちらのYouTube動画は、久々の復活優勝を遂げた金田久美子プロ。2分45秒付近のショットは必見です。

顔を残すってどういうこと?

よく言われる「顔を残す」というのは、インパクトからフォローにかけて、顔が浮き上がらず、ボールの方に顔を向けたままの状態を言います。本来ならばインパクトしてしまえば顔はどこを向いていても良いはずですが、これには理由があります。

インパクト後にボールの行方を目で追ってしまうと、顔だけでなく体ごと起き上がってしまう傾向が強くなります。するとショットが毎回安定せずダフったりトップしたりとミスの原因になってしまうんです。

ボールをインパクトした後、地面とクラブが水平になるくらいのポイントまで、顔をボールに向けておくように意識するとグッドです。

顔を残すためにはベタ足ハーフショットで解決!

分かっていてもなかなか顔が残せない、という人も少なくありません。そんな人におすすめしたい練習方法はベタ足のハーフショットです。

両足をべったりを地面につけたまま、腰の回転と手の動きだけでボールを打つ練習です。飛距離やあたりはまずは無視して、ベタ足を意識しつつ、前傾を保ってハーフショットを繰り返していきましょう。もちろん実際にボールを打たなくても素振りだけでも効果がありますよ。

前傾姿勢の維持って何?

アドレスをしたときに腰を折って前傾姿勢を作ります。

この前傾姿勢をボールを打った後も維持すると美しいスイングになります。ボールを打った瞬間に起き上がってしまったり、ダウンスイングで前傾姿勢が解けてしまう人もいますが、この動きがスイングのエラーとなって表れる人も少なくありません。

構えたときの前傾姿勢の角度をフィニッシュまで維持するように意識してみましょう。

前傾姿勢は軸を意識してシャドーで

前傾姿勢の維持はボールを打たなくても練習できます。

まず両肩にクラブをあてて、前傾姿勢を作ります。そこから前傾姿勢をキープしたまま腰を回してみてください。すると肩の回転が地面と平行ではなく、斜めになっているのが分かります。この動きや角度を体に覚えさせるように繰り返していきましょう。

2つのポイントを意識して美スイングを手に入れよう

  • 顔を残す
  • 前傾姿勢を維持する

この2つのポイントを意識するだけで、あなたのスイングが一段とレベルアップしてくるはずです。良いショットを重ねていくには、やはり美しいフォームが必要不可欠。

まず1つずつ自分のフォームを修正して、美スイングを手に入れましょう。美しいスイングを手に入れれば結果は後からついてきますよ。

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