ビハインドザボールって何?美しいスイングで飛距離が出るようになる
ゴルフで「ビハインドザボール」という言葉を聞いたことがある方も少なくないと思います。そのビハインドザボールですが、正しく意味を理解して、正しいスイングができていますか?
ここではビハインドザボールの意味や練習方法などを解説していきたいと思います。
ビハインドザボールをマスターすれば飛距離も出て、さらにかっこいいスイングになれちゃうんですよ。それではさっそく見ていきましょう。
そもそもビハインドザボールの意味は?
ビハインドザボールの意味を見ていきましょう。
ビハインド:~の後ろ
という意味を持つ英語で、直訳すると「ボールの後ろ」となるわけです。
ビハインドザボールは正確には「Head behind the ball(ヘッド ビハインド ザ ボール)」が正解で、頭をボールの後ろにという意味になります。
ゴルフでビハインドザボールは、インパクトの瞬間にボールよりも頭が後ろにあることを指しているんですね。
ビハインドザボールができているスイングとできていないスイングは?
ビハインドザボールができているスイングはインパクトで、ボールよりも頭が後方に下がった形になっています。
スイングをしていく過程で腰や体重が前に移っていくだめ、正面からの写真では腰が前にスライドして頭が後ろに残っている状態ですね。このとき自然に体は逆C字に曲がっているのが分かると思います。
対してビハインドザボールができていないスイングではどうでしょうか。
インパクトからフォローで頭が後ろに残らず、前に突っ込んでしまっている状態になるのが特徴です。
いわば「上半身が突っ込んだインパクト」となっています。ダフりやトップなどミスショットの原因として知られる上半身の突っ込みは、ビハインドザボールができていないスイングと言い換えることができるんですね。
ビハインドザボールできてる?スリークォーターショットを動画でチェック
このビハインドザボールですが、自分ではできている!と思っていても実はできていない人が意外にも多いんです。
ビハインドザボールができているかどうかの判定をするためには、クラブはなんでもいいのでスリークォーターショットをしてみてください。そしてそのスイングを正面から動画で撮影してみるといいでしょう。
スマートフォンのおかげで動画の撮影や一時停止、コマ送りなどが非常に簡単になったので、ぜひともビハインドザボールのチェックに動画機能を活用してもらいたいですね。
このとき動画をコマ送りや一時停止をしてみてください。
あなたのインパクトはボールよりも頭が残っていますか?もし前に出ていたらビハインドザボールができていない、ということになるんですよ。
クラブによってボールを置く位置は変わる!
ビハインドザボールを確認するときに必ずと言っていいほど話題に出るのが、クラブごとに変わるボール位置。
これはその通りで、一番短いサンドウェッジなどではインパクトの瞬間に頭はボールの真上近くに、逆に長いドライバーではインパクトの瞬間、頭はボールより頭1つ分後方になります。
大切なのはボールより頭がどれくらい後ろにあるのかどうかではありません。アドレスしたときの頭の位置が、インパクトで前に出ていないかどうかが大切なポイントです。
ビハインドザボール習得ドリル
ビハインドザボールを習得するためのドリルでは、ハーフショットでボールの後方を見ながらショットするというものがあります。
ボールの後方とは、クラブでインパクトする面ですね。ボールを四角い箱に例えるならば、ボールが飛んでいく面と逆の面を見続けるのです。
前に突っ込んでしまってはボールの後ろは見えません。ボールの行方やインパクトの綺麗さではなく、ビハインドザボールを習得するためのドリルです。まずはとにかく頭を後ろに残して、ボールの後方を見る意識でハーフショットを繰り返していきましょう。
ボールを置くときにロゴなどを後方に向けておいて、それをめがけて打つ練習方法もおすすめです。
頭を前に動かないように押さえてもらう
ビハインドザボールを習得するためにもう1つ効果的なのが、スイング中に頭が前に動かないようにクラブなどで頭を押さえてもらうという練習方法です。
右打ちの人ならば左のこめかみ付近をクラブなどで支えてあげるだけです。自分以外にももう1人練習を手伝ってくれる人が必要にはなりますが、ビハインドザボールの動きを体で覚えるためには単純かつ有効な練習方法になります。
ビハインドザボールができるようになると飛距離が出る!美スイングになる!
ビハインドザボールができるようになると、スイングにパワーが生まれやすくなりこれまで以上に飛距離が出るようになるでしょう。またスイングの形も綺麗になりますので、自然とミスショットが減ってきてスコアが良くなる可能性も期待できてしまいます。
ぜひともビハインドザボールの動きを正しく理解してマスターしてみてくださいね。