素振りだけでゴルフが上達するおすすめの練習方法

ゴルフは打ちっぱなし練習場やインドア練習場が色々なところにあって、気軽にボールを打つ練習ができる環境にあります。でも実際のところボールを打たなければゴルフが上達しないのか、と言われるとそうではありません。

ボールを打たなくても自宅の庭で素振りをするだけで上達を目指せる、色々な素振りのおすすめ練習方法を紹介します。

ゴルフにおける素振りの効果とメリットは?

ゴルフで素振りを行う効果やメリットを見てみましょう。

素振りというと実際にボールを打っているわけではないので、あまり意味がないように考えている人も少なくないかもしれません。しかし素振りには大きな効果とメリットがあるんです。

素振りはスイングを身に付けるために最適な練習方法である点に注目してみたいと思います。

それはボールを打ってしまうとスイングのフォームや体の動きではなく、ボールの行方や方向、飛距離に意識を持っていかれてしまうためです。素振りならば飛んでいくボールがありませんので、スイングの矯正や修正したいポイントだけに集中して練習を重ねていけます。

ボールを打つだけが練習ではなく、ボールを打たないことによるメリットも存在するんです。

素振りでゴルフが上達する!おすすめの練習方法

それではゴルフが素振りで上達するおすすめの練習方法を見ていきたいと思います。

素振りならば自宅の裏庭でいつでも練習が可能ですし、部屋の中でも短いスイング矯正器具での練習もできます。その気になれば毎日だってゴルフの練習ができる素振り。

中でも特におすすめしたい、効果的な素振りの練習方法とは?

ボールを打つときの恐怖心が無くなる!芝をこする素振り

ラウンドのショット前のルーティンで行っている人も少なくないのが、インパクトで芝をこする素振りです。

クラブの最下点で芝を「シュッ!」とかすめるようにスイングする素振りは、ヘッドが上下にブレてしまうミスを修正してくれるでしょう。この練習を続けていると、ボールを打つときにダフったりトップしたりしたらどうしよう、という恐怖心が小さくなっていきます。

実際のラウンドでアドレスをしたときにも、いつも通りのスイングがしやすくなりますよね。

体重移動が身に付けられるステップスイング

ゴルフのスイングで大切だと言われている動きに「体重移動」があります。この体重移動を強制的に体感できるのがステップスイングです。

フィニッシュで右足に体重が残る明治の大砲や、バックスイングでの捻転不足などのスイングのエラーをステップしながらスイングするだけで正しい体重移動ができるようになります。

やり方は両足を揃えてアドレスをしたら、まずクラブヘッドを左足側に軽く振って遠心力を感じます。そのままバックスイングに入り、バックスイングと同時に右足を右側へ踏み出します。トップからの切り返しでは、左足を左側へ踏み込んで思い切って体重を左足に乗せるようにしましょう。

ステップスイングができるようになれば、スムーズな体重移動が身に付きます。

スイングリズムが一定になる連続素振り

ゴルフのスイングではリズムもものすごく大切な要素です。

そのリズムがショットごとに変わってしまうと、ミスの原因にもなりますよね。ゴルフ上達のためには高い再現性のあるスイングの習得は必要不可欠なんです。そこでどんなスイングでも一定のリズムで打てるようになるために、連続素振りをしてみましょう。

足を肩幅に開き、バックスイングとフォローが同じ位置に収まるようにスイングを連続で繰り返していきます。

このときしっかりフルスイングする必要はなく、あくまで切り返しやボディターンなどを体に覚えこませるためにハーフショットくらいの振り幅で大丈夫です。

人それぞれ好みのスイングは違いますので、連続素振りをしていて一番心地よいと感じるリズムを繰り返し行って覚えておきましょう。

アームローテーションが覚えられる水平素振り!

アイアンを肩の高さで地面と水平に構えて、ゆっくり素振りをするのもおすすめの素振りです。

ゴルフスイングではフェースターンをなるべくさせないようにするのが良い、とされています。しかしそもそもゴルフ初心者にフェースターンをさせないように伝えると、非常に窮屈なスイングとなって、まともにクラブをスイングすることができなくなってしまいます。

いわゆるアームローテーションの一切無いスイングになってしまうんですね。

ここで水平素振りをしてみるとアームローテーションの動きが覚えられます。

水平素振りのやり方は

  1. まず体の中心にアイアンのフェース面を縦にして構える
  2. 肩のラインに平行にバックスイングを開始
  3. バックスイングの位置に収まったとき、フェース面は上を向いているように
  4. インパクトではフェース面は前へ向く
  5. フォローの位置に腕を持っていくと今度はフェース面が下を向く

このような動きになります。

スムーズにアームローテーションが使えないゴルフ初心者はぜひこの水平素振りをお試し下さい。決して強くスイングする必要はありません。むしろゆっくり動きを確認しながらやるくらいでも十分です。じっくり腕や手首の動きをフェースの向きを確認しながら水平素振りを行ってみましょう。

腕や手首の使い方が分かる!片手素振り

両手でゴルフクラブを持ってスイングすると、ついつい無駄な力が入ってしまい動きが硬くなりがちです。そこで遠心力で自然な腕や手首の使い方を体感できる片手素振りをやってみましょう。

片手素振りは文字通り、片手でクラブを握ってスイングをするだけととってもお手軽な練習方法です。クラブを持つ部分はヘッド側をグリップすることで、振りやすくなります。

片手でスイングするだけで正しい腕や手首の使い方を感じられますので、左右それぞれの手で片手素振りをするのがおすすめです。

自宅で簡単!素振りで目指せゴルフ上達!

自宅でお金もかからず簡単にスイングが上達できる「素振り練習」。

なかなか継続するのは骨が折れますが、効果は確実に実感できるはずですので、ゴルフのスイング上達を目指すゴルファーにはぜひやってもらいたい練習ばかりです。

こっそり自宅で素振り練習を行って、ゴルフを教えてもらった人がびっくりするくらいの成長を見せてあげたいものですね。

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