飛衛門V6とV7を比較してみた!どんなゴルファーにおすすめのボールなの?
飛衛門から満を持して発売された3ピースボールのV6と4ピースボールのV7。
どちらもそれぞれ良いところがありますが、実際にどちらのボールがどんなゴルファーにおすすめなのでしょうか。そこで勝手にアマチュアを代表して(笑)40代の普通のゴルファーであるゴルフライターの私が試打してきましたので結果をご覧ください!
試打ゴルファーのスペック
試打するゴルファーはわたくし、ゴルフライターとや。
ゴルフの実力は可もなく不可もなく、といったところでしょうか。ラウンドは年間3~4ラウンドとかなり少ない方で、ベストスコアは83。ただ最近では90を切るのがやっとという実力ですね。
ヘッドスピードは元々45m/sくらいあったのですが安定しなかったため、現在はラウンド中は40~41に抑えてスイングしてフェアウェイキープを狙っています。飛距離は230ヤードも飛べば充分かな?という意識でスイングしています。
ちなみに持ち球はドロー。デスクワークが多めの43歳の普通の体力の持ち主がいざ試打開始です!
V6とV7ドライバー試打インプレッション!
まず気になる飛距離のドライバーから見て行きましょう。
まずはV6のデータがこちら
飛距離は230.9ヤードでヘッドスピードは40m/sジャスト。ボール初速から計算するとミート率は1.39となりました。
アマチュアならこんなものでしょうかね。ただなんとなく球離れが早いような気がして少し右に打ち出す結果に。
そしてV7のデータがこちら
我ながらびっくりするほど似たようなデータ結果となりました。
V6よりもなんとなく重みを感じるような打感です。またわずかに球離れが遅いような印象。そのおかげか打ち出しもV6よりは右に抜けている感じはありません。
ドライバーに関してヘッドスピード40m/sではどちらも性能的にはほぼ変わりません。強いて言うなら
V6は弾き出される感じで飛んでいく
V7はインパクトで重みが乗って飛んでいく
そんなイメージです。
V6とV7 7番アイアン試打インプレッション!
続いてはどんな差が出るのか楽しみなミドルアイアン対決です。今回は7番アイアンで試打比較です。
まずV6のデータですが痛恨の撮影忘れ…
データはこちら
飛距離 | 155.8ヤード |
打ち出し角 | 23度 |
スピン量 | 4964回転 |
そしてV7のデータがこちら
ちょっと距離には差が出てしまいましたが、インパクトのバラつきがあったためでしょう。基本的にはV6とほぼ遜色のない結果となっていますね。
ミドルアイアンに関しては打感に違いは正直感じられませんでした。
V6とV7の違いと言えばカバーの下にあるインナーカバー層。そのインナーカバーの影響がミドルアイアンでは少ないのかもしれません。
V6とV7 ウェッジ試打インプレッション!
グリーンでのアプローチをピタリと止めるために必要なスピン量。どちらのボールもどれくらいのスピンがかかるのか非常に楽しみです。
使用したウェッジはキャロウェイのジョーズウェッジ56度。
まずV6から。
V6のスピン量は9279回転。バックスピンをかけようとすればおよそ10000回転ほどが目安となるため、これにほぼ肉薄している状況です。
ウェッジや技量により変化する部分ではありますが、アマチュアゴルファーの筆者でこの数字はかなり良いと言えるのではないでしょうか。
打感は一般的な2ピースボールにありがちな硬さは感じられず、インパクトでは柔らかさを感じます。
またフェースにくっついてくる感触も伝わってきて「スピン入ってるな~」というのが感覚的に伝わってきます。
そしてV7のデータがこちら。
こちらもV6とほぼ同等の数字をたたき出しています。
ただ感覚的な部分ではわずかに違いがでました。それはインパクトの瞬間にフェースにわずかにくっつているような感触がします。V6とV7はカバーの下にインナーカバーがあるのか、ないのか、という点です。
コアのアイオノマーケース層との間にインナーカバーが入ることで、ウェッジのようにロフトの大きなクラブではフェースへの食いつきがほんの少しだけ良くなっているのだと推測できます。
【番外編】ドラコンプロがV6とV7を打ってみると…
筆者がお邪魔したお店にちょうどドラコンプロのO氏がお仕事中でしたので、お願いしてボールを打ってみてもらうことに。
フェアウェイに置きに行ってこの数字。
とんでもない打球音です。
そしてV7はと言うと
こちらも驚愕の300ヤード超え。これでもV6もV7もどちらもパワーをセーブして打っているというんだから驚きですね。
数字的にはどちらもデータ上近いものがありますが、打っている本人に打感を聞いてみると、それぞれの印象がちょっと違っているんです。
V6は硬さを感じない打感でフェースにしっかり乗っている。球離れは遅めでインパクトで潰れていく感じがする。
V7はインパクトで中に芯があるイメージで、弾く感覚が強め。V6が潰れたまま飛んでいくのに対して、V7は潰れたボールが戻って弾いていく感じ。
今回試打をした私がヘッドスピードが40~41m/s程度。ドラコンプロであるO氏が48m/s程度。
ヘッドスピードが上がれば上がるほど、ボールの潰れを顕著に感じる結果となりました。
そのためコアが潰れすぎるようなハードヒッター(ヘッドスピードが43あたりからコアが潰れる感覚が出てくるようです)に関してはV7の方がおすすめ。それより低いヘッドスピードのゴルファーは、打ったときの感触やイメージとボールの高さが近いものを使ってみるのが良いという結論となりました。
結論!V6とV7おすすめのゴルファーは?
まずV6、V7ともにスピンがしっかり入りつつもある程度飛距離が出せるボールです。
そのため
- 飛距離が欲しい人
- アプローチなどのショートゲームでスピン性能にこだわりたい人
これらの人にはぜひV6,V7をお使いいただきたいと思います。
またボールの潰れ方や反発力を活かすためには
- ヘッドスピードが42m/s以下のゴルファーはV6
- ヘッドスピードが43m/sを超えるゴルファーはV7
を個人的にはおすすめしたいと思います。もちろん打感のとらえ方は人それぞれなので、最終的には個人の好みにはなりますが、今日のインプレッションの結果そのように感じています。
飛距離だけでなく、しっかりスピンも入るV6とV7。ぜひ参考にしてみてくださいね。